マックOS Xとリナックスでも正式版となったスカイプ(Impress INTERNET Watchの記事)。普及できる下地のわけは?
quote:インターネット電話ソフトのスカイプが,ビジネスマンなどに浸透し始めている。遠隔地とのコミュニケーションを増やせて,コスト削減にもなる。現在約2300万人がスカイプを利用しており,2008年までに1億4000万〜2億4500万人に増加する見通しだ。
「なぜビデオチャットは普及しないのに音声チャットは普及するのか,それが問題だ」「唐突だな」「携帯電話でのテレビ電話機能も最初の物珍しさだけで終わっている」「ものすごい勢いで決めつけるなぁ。使っている人もいるんぢゃないか? どっかに」「キミがiChat AVが発表されたときに買ったiSightはどーなってるかね」「あー,まぁ使ってないな」「そういうものだよ。よっぽど使わなきゃいけない強迫観念があるか物珍しさがない限りはビデオチャットなんて使わない。テキストかスカイプのような音声チャットで十分なんだよ」「だから決めつけるなって」。
「理由を考えたので教えてあげよう」「自分でネタ振りしといて頼んでもないことを話し出すなよ」「人間にはPS(パーソナルスペース)という領域があるのは知ってるね」「ああ,人が近づいてきたときに嫌だと感じる領域だろ。恋人とか以外はできるだけそのPSには人を入れないようにする」「そう。一般的には自分の片腕の長さの領域がPSになると云われる。つまり手の届く範囲以内にほかの人が入ってくるのは嫌なものなのだ。で,ビデオチャットでも人の顔がそこにあると云うことでPSの論理は有効になる。おおむね相手の顔が映っているディスプレイは自分の手の届く内側にあるからね」「音声のみだとそれは感じないってことか?」「声でそれを感じてたら電話の受話器なんて持てないだろ」「でもそれだとパソコンで再生している動画に人が映ってるだけでPSが働かないか」「そんなのは写真集の写真のなかのゆうこりんみたいなものだ。双方が意識できることがない。そういうことにしよう」「なんか結論を先に考えたような話だな」「論理とは常にそんなもんだ」「テキトーなこと云うなよ」。
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